日本橋三越は8月20日、日本最大級の時計フェア「三越ワールドウオッチフェア」のキックオフイベントを開催した。昨年のフェアの売り上げは、12億円を超え、歴代最高を記録。今年は、消費税増税前の駆け込み消費の反動で苦戦が続いているが、フェアをきっかけに時計・宝飾フロアの売り上げが成長基調に戻ることを期待し、フェアでは前年同水準の成果を期待する。キックオフイベントでは、セイコーが最高峰ブランド「グランドセイコー」で、三越のライオン像のために重さ7キロ、フェイスの大きさは通常モデルの9倍以上というスペシャルピースを作成。同じモデルを着用した中陽次・三越日本橋本店長がライオンと握手し、オープニングを祝った。
期間中は、新規5ブランドを含む56ブランドが最新コレクションを展示・販売。70万〜80万円と100万円台の機械式時計を主力と位置付け、販売する。本館1階では、税込4億1000万円オーバーの「バックス&ストラウス」のスペシャルピースも展示。60色以上のカラーダイヤ、計225個を散りばめたスペシャルピースは、もちろん購入可能だ。
「グランドセイコー」を身に付けたライオンは、31日まで(26日は店舗休業日)、同店本館7階のフェア会場で買い物客をお出迎えする。