ファッション

【パリコレ】「ジャンポール・ゴルチエ」で80年代ディスコフィーバーがよみがえる

 「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」のショーが行なわれたのはパリ5区にある劇場「パラダイス・ラテン」。ピンク色のインビテーションには「レッツ・ダンス・ウィズ・ザ・スターズ」「サタデー・ナイト・フィーバー」と書かれ、ショー自体も土曜日の夜に開催された。舞台上には3人の審査員席が設けられ、ダンスを披露したり、ランウェイを歩くモデルたちに、英語やフランス語、中国語にスペイン語などさまざまな言語で「合格」「また来てね」という意味のペーパーを掲げ判定するという設定。もちろん日本語もある。

 コレクション自体はボディコンシャスで体にフィットするレザードレスやジャケット、ベアトップのジャケットなど、80年代のディスコフィーバーを思い起こさせるスタイルが続々。ボリューム感のあるベージュのプリーツスカート、透け感のあるレースのクロップドトップ、見せブラ、シャイニー素材を使ったペンシルスカートと、トレンドも押さえている。しかし、ディスコの演出はトレンドうんぬんという領域を超えていた。

 ランウェイ上ではダンサーだけでなく、実際のモデルもダンスを踊りながら登場。徐々に会場も手拍子を合わせて一緒になってショーを盛り上げる。最後にはジャンポール・ゴルチエがダンサーとともに登場。挨拶ではなく、ランウェイをダンサーと一緒に踊って去っていく、というおまけつき。コレクションサーキット終盤で疲れが見えているファッション業界者を、大いに元気づけるショーとなった。

ジャンポール・ゴルチエ 2014年春夏パリコレクション 全ルック

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