第9回「ギンザ ファッション ウィーク(GINZA FASHION WEEK)」(以下、GFW)が10月21日から11月3日まで開催される。今回は銀座・和光が初参加。初日の21日に、オープニングセレモニーを銀座・和光の屋上時計台の前で実施し、松屋銀座、三越銀座店、プランタン銀座、銀座・和光の4つの館によるファッションスタイリングショーを行った。各店の店長も登場し、今回のテーマや商品を説明した。
なお、銀座・和光の安達辰彦・社長は、GFWがスタートした2011年に三越銀座店の店長として同イベントを企画した発起人。「11年、東日本大震災で日本全体が暗くなっていた時に、"銀座から日本を元気にしよう"と思い、このイベントをスタートした。当初から銀座の街全体を巻き込むイベントにしていきたいと考えていたので、こうしうて銀座を代表する4つの館が一緒になって、銀座の街を盛り上げることができて大変うれしい」と語った。また、「現在、和光の中心顧客層は60代。高齢化も進んでいる中で、館の新陳代謝を促進するためにも、GFWに参加することで新たな顧客を獲得したい」と参加の狙いも明かした。
今回のGFWは「ジャパン」をテーマに、各店が日本の良さを伝える商品をラインアップ。松屋銀座は「ジャパン パワー」を店舗テーマに、日本人デザイナーのモノ作りにフォーカスした商品を販売し、食品・リビングフロアでは岩手県産の商品を紹介する。三越銀座店では「ジャパン センスィズ」を掲げ、京都の伝統芸能や食文化をクローズアップした商品を展開。プランタン銀座は「メード イン ジャパン」にこだわり、神戸シューズのフェアを実施する他、和スイーツを提供する。銀座・和光では「ワコウ ワノワザ(WAKO WAのWAZA) 」とし、限定のデザインバッグやコート、ストールなどを販売している。
さらに、4店共通のオリジナルチャリティトートバッグを販売し、収益の全額を東日本大震災被災地の子どもたちを支援する児童健全育成推進財団へ寄付する。同トートバッグを持って、各店を回ると、プレゼントやサービスを受けることができる。