「VOLEZ, VOGUEZ, VOYAGEZ - LOUIS VUITTON(空へ、海へ、彼方へ—旅するルイ・ヴィトン)」展を開催中の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は6月2日、俳優の森山未來がパフォーマーを務めた一夜限りのイベント「LOUIS VUITTON:DANCE WITH AI」を開催した。
企画と構成は、「世界から猫が消えたなら」の作者で、映画プロデューサーや小説家などとして活躍する川村元気が手掛けた。「人間と人工知能(AI)が共演する、ミクロからマクロへの旅」をテーマに、森山未來がダンスを披露。パフォーマンスは、砂漠をイメージした大地から始まり、人類がこの世に生まれ最初の一歩を踏み出したときから歴史とともに進化していく様子を表現した。歌手のパフューム(Perfume)などのアートプロジェクトを手掛けるライゾマティクスリサーチが映像を手掛け、絵画と森山のダンスの動きを影で表現したビジュアルで、世界観を演出した。これは、膨大な数の絵画をデータとしてコンピューターが学習するこで、新しい絵画を生み出す深層学習(ディープ・ラーニング)を活用した映像。これにサウンドアーティストのevalaの作り出した音楽が重なり、新しい次元のパフォーマンスとなった。
「空へ、海へ、彼方へ—旅するルイ・ヴィトン」展は、東京・紀尾井町に隣接した特設会場で「ルイ・ヴィトン」のこれまでの軌跡を辿る展覧会。すでに来場者は10万人を超える。6月19日まで開催中だ。