ANAグループは24日、同社所属のソチ五輪フィギュアスケート男子シングル金メダリストの羽生結弦をゲストに迎え、新制服発表会を行なった。同社が制服のデザインを刷新するのは、実に10年ぶり。「真のグローバルエアライン」を目指すべく、記念すべき10代目の制服は、初の外国人デザイナーとしてプラバル・グルンを起用した。彼が航空会社の制服を手掛けるのは、今回が初となる。
発表会には、伊東信一郎・ANA取締役会長が登壇。「3月からは羽田で大増便を行い順調にスタートを切ることができた。特に国内線利用者の数を伸ばしており、多くの方から評価を頂いている。また、昨年、今年と2年連続で英国のスカイトラックス社から5つ星のエアライン認定を頂いた。世界的に評価されているということを、大変光栄に思っている。新制服には、日本の航空会社として『真のグローバルエアライン』になっていくんだという強い思いを込めました。これからも活気のあるANAに期待していただきたい」と意気込みを語った。
新制服は、これまでのデザインと異なり、空港に着いてから飛行機に乗るまでの3つのシーンをイメージしたコンセプトが特徴だ。地上スタッフの制服は、「これから空の旅に出るんだ」というワクワク感を表現したデザイン、ラウンジスタッフには、リラックスできる印象のデザイン、客室乗務員の制服には、優雅且つブランドを最も感じられる高品質なANAのサービスを感じて欲しいという思いを込めた。「よろこび、情熱、ワクワク感、そんな気持ちを着る人にもお客様にも感じてほしい。僕のつくった制服が世界を飛び回るのを楽しみにしている」と、プラバル・グルン。世界的に活躍するデザイナーと、世界のリーディングエアラインを目指すANAがタッグを組み、ブルーラインが印象的な新しい制服を打ち出した。なお、発表会のヘア・メイクを手掛けたのは、鎌田由美子・資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト。「ANAの思い、好感度、360°どこからみても美しいこと」をコンセプトにメイクを提案した。