クロスプラスは、ウィメンズウエア「A.T(エー・ティー)」のブランドイメージを刷新する。これまでのモード感に加え、ストリート派生のリアルトレンドやデニムパンツを軸としカジュアルウエアを企画に盛り込む。2013-14年秋冬シーズンからは、ショッピングセンターやファッションビルに向けた商品や価格帯を訴求。ニットで5000円台、ウール系コートで2万円台後半など、価格は前年の秋冬と比較し、平均で20〜30%引き下げている。既存店の内装も徐々に変えながら、新規販路へのアプローチを進める考え。
今後は、ファーストライン「アツロウ タヤマ」との差別化を明確にし、幅の広いデザインを提案。加工やレングスのバリエーションを揃えたデニムパンツを並べ、マーケットに即した商品をミックスする。13-14年秋冬は、ミリタリーとロマンティックテイストを交えたカジュアルウエアが登場。ラペルのビジュー使いやスカートのペプラム・ディテールが特徴になっている。現在「エー・ティー」は、田山淳朗デザイナーが全体を監修し、デザインチームがクリエイションを行なっている。