「H&M」は、明日5日10時に発売する「バルマン(BALMAIN)×H&M」の入場整理用リストバンドの配布を、国内で販売する全6店舗(渋谷、新宿、銀座、原宿、名古屋、心斎橋)で4日昼から開始した。従来のデザイナーズコラボでは、早くても前夜、基本的には発売当日朝に配布していたが、今回の「バルマン×H&M」は事前のプロモーション活動や、若年男性層を中心とした「バルマン」人気などが後押しして、過去最大の反響を呼んでいる。渋谷店では10月29日から、原宿店では11月2日から徹夜組ができるなど、長い行列ができた。過熱状態を緩和するための措置として、リストバンドの事前配布を決定した。
今回のコラボは、価格も1490〜6万9990円までと、買いやすい商材から、職人技を駆使したり、本革を使った高額商品まで展開しているが、販売数量的には、昨年の「アレキサンダー ワン」や一昨年の「イザベル マラン」などに比べてもかなり絞り込んでエクスクルーシブ感が強まっている。それもあって、11月2日に東京で行われたVIP向けのプレショッピングパーティーでは、開始数分でメンズはほぼ完売。ウィメンズも1時間後には完売に近い状態になっていた。4日にできていた行列でも、転売を目的としたいわゆる"転バイヤー"と見られる人々も多く並んでおり、ネットや地方店でどれだけプレミアム価格がついて売買されるのかも、すでに注目を集めている。