シューズデザイナーのニコラス・カークウッドが第4回BFC/ヴォーグ デザイナー ファッション ファンド賞を受賞した。彼は賞金として20万ポンド(約2860万円)を獲得。
さらに業界の重鎮エグゼクティブが彼のメンター(アドバイザー)となり、カークウッドのために製作されたプログラムに従って、グローバルなファッションブランドへと成長できるように指導する。期間は1年半。
彼とともに最終選考に残っていたのはメアリー・カトランズ、ピーター・ピロット、エミリア・ウィックステッド、ロクサンダ・イリンチック。
BFC(ブリティッシュ・ファッション・カウンシル)のキャロライン・ラッシュCEOは、「最終選考に残ったデザイナーはみな優秀で、ビジネスを次の段階に引き上げるための重要な局面に差し掛かっている者たちだった。ニコラスは賞金とメンターシップを活用して、グローバルブランドに成長してくれるに違いない」と述べた。
カークウッドはセント・マーチンズ美術大学で学び、2005年に自身のブランドを立ち上げた。11年5月にロンドンに初ショップをオープン、昨年はニューヨークに出店した。今年1月には、「ニコラス カークウッド」初のメンズシューズ・コレクションを披露した。なお、10年から「ポリーニ」のクリエイティブ・ディレクターを務めている。