BIGBANGや2NE1を擁する韓国の大手芸能事務所YGエンタテインメントが立ち上げた新ブランド「ノナゴン(NONA9ON)」が、2015年春夏シーズンのファースト・コレクションを発表した。
デザインは、「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(GIVENCHY BY RICCARDO TISCI)」や「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」「オフ-ホワイト((OFF-WHITE)」といった昨今隆盛のラグジュアリー・ストリートの雰囲気。そこに英語で9角形を意味する「ノナゴン」にちなんだ「9」の数字やブランドアイコンに用いた虎を象徴的なモチーフとして採用している。素材感のあるモノトーンのアイテムを中心に、レザージャケットやシャツ、ミニドレス、ラッパーがかぶる平たい帽子のスナップバックキャップなどを用意した。メインターゲットは10代後半から30代前半を想定。価格は、レザージャケットが40万ウォン(約4万4000円)、シャツが20万ウォン(約2万2000円)ほど。
同ブランドは、韓国の大手サムスングループの系列にある第一毛織とYGエンタテインメントが合弁で立ち上げたナチュラルナインが手掛ける。企画は第一毛織からの出向と、YGの人選で構成したデザインチームが担当する。世界に向けての卸は15年春夏スタートだが、2014年9月以降、韓国のギャラリア百貨店などにポップストアをオープンする形で一部先行販売した。17年までに小売ベースで1000億ウォン(約110億円)のブランドに成長することを目指す。YGファッションのキーマンでありBIGBANGのスタイリングも手掛けるジウン取締役は、「『ノナゴン』は私たちのファッションの大衆性を試す良い機会」と語る。
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