ゴールドウインは12月18日、「シースリーフィット(C3fit)」の新商品「シースリーフィット インパルス(C3fit IN-pulse)」の発表会をYMスクウェア原宿で開催した。同商品は、東レとNTTが共同開発した素材「ヒトエ(hitoe)」を活用したウエアと、NTTドコモによる専用トランスミッター「ヒトエ トランスミッター01」が付いた、トレーニング計測用のウエア。着用するだけで心拍数や心電波形などの情報を取得でき、対応アプリの「ランタスティック フォー ドコモ(RUNTASTIC FOR DOCOMO)」を使用することで、スマートフォンでリアルタイムの心拍数データを正確に確認できる。
発表会では、"ハートビート ミュージック"がテーマのプロモーションビデオ上映のほか、「シースリーフィット インパルス」を着用したモデルが登場し、実際にトレッドミルでランニングを行うデモンストレーションを実施。4つ打ち系のリズムの良い音楽とともに、モデルの現在の心拍数が会場のプロジェクションに映し出された。ゴールドウインの新井元ゴールドウイン事業部長は「開発に約1年間を要したが、ようやく商品化にこぎつけることができた。すべて国内で企画及び生産を実施しているので、今後はさまざまなスポーツや医療の分野でも応用できるように、商品のアップデートをスピーディーに行っていく」と語った。また、トランスミッター及びアプリを開発したNTTドコモの中山俊樹・常務は「われわれはスマートライフパートナーをめざし、スマートフォンを通じてさまざまなコミュニケーション構築を実施している。スポーツも重要なカテゴリーの1つ。ランニングだけでなく、将来はサッカーやラグビーといった接触型スポーツでも展開していきたい」。さらに、「トランスミッターの小型化がこれからの課題。これを実現すれば、シューズや時計、眼鏡などにも応用できる。これが最終形ではない」と力を込めた。
同アイテムは「ヒトエ」を使用した「シースリーフィット」ウエアとトランスミッターが付いて、ショートスリーブ型が1万9000円、ノースリーブ型が1万8000円(税抜き)。カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色で、ザ・ノース・フェイス原宿、ザ・ノース・フェイス フライト トウキョウなど直営7店舗で販売する。また、東京マラソンの開催時期に合わせて1月下旬からはウイメンズアイテムのブラトップの発売を予定する。