ファッション

「ユニクロ」がバングラデシュの伝統衣装をモチーフにしたコレクションを発表 CSR活動と連動

 ユニクロは4月20日、バングラデシュの伝統衣装からインスパイアされたウィメンズコレクションを発売する。CSR(企業の社会的責任)活動の一環で、収益の一部を、バングラデシュの縫製工場で働く女性の教育支援する同社の新プロジェクト「ファクトリー ワーカー エンパワーメント プロジェクト」に充てる。

 ラインアップは、「ユニクロ」商品の主要生産国の一つであるバングラデシュ内で縫製したワンピース(2990円)やチュニック(2990円)、イージーパンツ(1500円)、スカーフ(1000円)の4アイテム・全9型。女性の伝統衣装であるサロワカミューズを着想源に、スタンドカラーや刺しゅうなどのディテールを採用しながら、シンプルで「ユニクロ」らしいデザインに仕上げた。日本では、銀座店や大阪店、ビックロ新宿東口店、オンラインストアで取り扱うほか、世界のグローバル旗艦店を中心に14カ国で販売する。

 同コレクションと連動する「ファクトリー ワーカー エンパワーメント プロジェクト」は、縫製工場で働く女性に向けて、バングラデシュで社会課題の一つとされている不十分な教育制度の改善を支援するもの。病気の予防や体調管理の知識を深める「健康・衛生管理教育」と、安定した生活を送るために計画的な将来設計を教える「家計管理教育」のニつの専門知識に焦点をあて、同僚を啓蒙していくリーダーを工場内に育成していく予定だ。

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