「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京(以下、MBFWT)」をサポートする国際的な物流企業DHLの日本法人DHLジャパンは、今シーズン、世界での活躍が有望視される若手デザイナーに贈る「DHL デザイナーアワード」に、末安弘明「キディル」デザイナーを選定した。
7回目を迎えた同アワードは、MBFWTで発表するコレクションの中から、DHLジャパンと日本ファッション・ウィーク推進機構が高い創造性や技術を備え、世界での活躍を見据えたデザイナーを選出している。受賞者は、DHLが提供する総額50万円相当の海外発送クレジットを活用することができる。末安デザイナーは「スタート3シーズン目で、アジア圏での取り引き先も増えている。受賞を機にさらなる海外展開を視野に入れて、頑張っていきたい」と語った。
今シーズンのコレクションは、1950年代のロンドンの不良っぽいティーンズたち"テディボーイ(別名・テッズ)"からイメージを広げた。彼らを象徴するスタイルだった、ベルベットジャケットをショート丈にしたり、テーラードジャケットをオーバーサイズにしたりで、カジュアルなテイストに落とし込んだ。後半には、デニムのパッチワークジャケットとパンツのデニム・オン・デニム、あえてライナーを覗かせたダウンジャケットとロングシャツ、パンツのレイヤードスタイルなどが登場。定番アイテムの素材やパターンにストリートのテイストを変えたり、スタイリングで捻ることで、懐かしさと新しさが共存する"レトロフューチャー"なコレクションを発表した。