「フォーエバー21」は2月6?8日、東京・表参道コミューン246の「アンテナ ワイアードカフェ」で期間限定のデニムカフェをオープンした。店内には、「グリッター(GLITTER)」や「ジゼル(GISELE)」「スマート(SMART)」などのファッション誌編集長やモデル、アーティストら21人が同ブランドのデニムにペイントやパッチワークなどのアレンジを施したDIY作品を飾った。影山和美「ジゼル」編集長は、「大人がリアルにはける」をテーマにバックポケットにダメージを施した。ミッキーマウスのプリントをふとももに入れ、ひざ下までしっかりとダメージを入れた澄川恭子「iQON」エディトリアル プロデューサーや、大きめのハト目を使っていくつもの穴を開けたスタイリストの林素子らによる個性的なDIYデニムがそろった。中でも目玉は、カラフルなレインボーカラーのヘアで知られ、「フォーエバー21」のキャンペーンビジュアルにも起用されている、ファッションアイコンのクロエ・ノーガードの作品だ。
6日に行われたレセプションパーティーには、ニューヨークから来日したクロエが登場。同じくデニムDIYにチャレンジした林とともにトークショーを行った。クロエは「普段はパンクロックのテイストのアイテムや、スタッズの付いたアイテムが好き」だといい、自らのヘアカラーを想起させるようなピンクや水色などのカラーの紐をデコレーションしたデニムについては「今回は春を意識して、花びらの形のカットを入れてみたの」と説明。林は「今年のデニムのトレンドは1970年代。フレア丈に挑戦してもいいかも。今回のDIYではシンプルだが主張のあるアレンジをした」と話す。
トークショーの前には、文化服装学院の生徒がDIYに挑戦するワークショップも行われた。生徒らは約1時間かけて、大胆に裾をカットしたり、レースやリボン、スタッズを付けたりするなど、思い思いにデニムをアレンジした。クロエと林が生徒のDIYデニムからそれぞれ1作品を選択。選ばれた生徒の作品はタッセル使いが大胆なデニムと、ストーンを星座のようにちりばめたもの。「短時間での製作だったなので無心でアレンジをした。お二人に選んでもらえて嬉しい」と話した。また、この日はパーティー当日の様子をインスタグラムおよびツイッターで「#F21DIYDenim」「#F21デニムDIY」のハッシュタグを付けて投稿した人に1万円分のギフトカードをプレゼントするなど、SNSを利用した情報拡散を図った。
なお、今回のイベントは、"東京を面白く""インキュベーション"などをコンセプトに1月24日にオープンした「アンテナ ワイアードカフェ」の初イベント。今後も業界の枠を超えた取組みを行っていくという。
<デニムDIYに参加した21人>
izumin ブロガー日本女子代表
岩崎奨グライダーアソシエイツ社長室/コミューン代表取締役社長
太田智之「スマート」編集長
小口英子「装苑」編集部
尾崎ハンナ ヨガインストラクター/カワコレモデル/ブロガー
影山和美「ジゼル」編集長
クロエ・ノーガード モデル/アーティスト
KATE 「ヴォーグガール」ファッション・エディター
シェイク☆村瀬 スタイリスト
澄川恭子「iQON」エディトリアル プロデューサー
玉木知哉「ファションコレクション フロム トーキョー」エディター
NAZUNA「エルガール」キュレーター
野中邦彦「hbハミングバーズ」編集長
林素子 スタイリスト
菱沼彩子 イラストレーター
マリー モデル
村上萌 ネクストウィークエンド代表
メロディー洋子 モデル
森和美「グリッター」編集長
川田 真梨子 スタイリスト
文化服装学院の学生