「ゾゾタウン」出身の起業家によるeコマースサイト「ハッチ」　伊勢丹新宿店にポップアップストアオープン

　エイトが運営する衣食住のeコマースサイト「ハッチ（HATCH）」の期間限定ショップが7月8日まで、伊勢丹新宿店5階ウエストパークにオープン中だ。坂本龍一・教授、や「ア ベイシング エイプ」のグラフィックディレクター出身のハイロック（メディアクリエイター兼「フレッシュ・ニュース・デリバリー」管理人）や、スタイリストで健康食研究家の秋葉奈奈、インテリアスタイリストの神林千夏、ナチュラルビューティスタイリストの田熊ゆいなどを「セレクター」に起用し、彼らが本当に良いと思う商品をメーカーから仕入れて販売するという形態を持つ。

　「ハッチ」は、国税局を9ヵ月で辞め、「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイで経理部の立ち上げや経営企画、「クラウンジュエル」のM&Aなどを担ってきた三浦有人・社長が手掛けるもの。2011年に独立し、コンサルティング会社「ラップ＆コー」を手掛ける一方で、12年7月にサービスを開始した。当初は定期購入専門で展開しており、現在は単品が9割、定期購入が1割となっている。セレクターは「本当にサービスやコンセプトに共感していただける方にお願いしている」といい、100％飛び込みで開拓している。現在はNIGOやジャーナリストの佐々木 俊尚などを含めて、34人がラインアップ。

　三浦社長は「ネットでモノを買うのが当たり前になった今、大手は安さや送料無料、ポイント制などで競っているが、『ハッチ』では面白いコトやモノを仕掛けるという、『本質的』な部分にこだわったサイトにしたい。モノにまつわるストーリーを丁寧に伝えていきたい」と語る。