海外eコマースサイトの「ファーフェッチ(FARFETCH)」は、全世界の "お目利きスポット"を集めたiPhone用トラベルアプリ「ファーフェッチ ディスカバー(FARFETCH DISCOVER)」を開設した。世界300以上の高感度セレクトショップの商品を取り扱うネットワークを武器に、ローカルな人々だけが知るカルチャーやスタイル情報を集積。レストランやバー、ホテルなど26ヵ国のローカルスポット情報と9都市のシティーガイドを、取引先セレクトショップのオーナーやトラベルサイトの編集者、ファッションブロガーらの紹介で揃えた。アプリは英語のみの用意で、iTunesで無料ダウンロードできる。今後iPadとアンドロイド端末にも対応する予定だ。
同アプリには、約80組の事情通が参加し、300ヵ所以上をレコメンドする。シティーガイドを最初に監修したのは、ファッションブログ「ザ・マン・リペラー(The Man Repeller)」の著者として人気のリアンドラ・メディーン(Leandra Medine)。彼女の住むニューヨークのノリータ・エリアを取り上げ、お気に入りのレストラン「ジャックス・ワイフ・フリーダ」を紹介している。シティーガイドの主な都市は、ロンドン、ロサンゼルス、ミラノ、ニューヨーク、パリなど。日本の情報も今後随時拡充していく。
2008年に創業した「ファーフェッチ」は現在、2000ブランド12万点以上の商品を取り扱う。今年8月には日本語サイトを立ち上げ、10月に世界6拠点目となる日本オフィスを開設した。アジアへはこれが初進出。今後は日本のセレクトショップとの提携も強化していく見込みだ。