「WWDジャパン」が広告業界やファッション業界の第一線で活躍するスペシャリストを審査員に迎え、最強のウェブサイトを選ぶ「ファッション ウェブ アワード(=FWA)」を開催した。2012年はEC、コレクション&ブランド、プロモーション、メディアの4部門構成。WWD編集部や審査員がピックアップしたノミネート作品を中心に、デジタルコンテンツを生かした様々な企画や完成度の高いウェブサイトなどを選出し、グランプリが決定した。ここでは、“コレクション&ブランド部門”のグランプリを受賞した「バーバリー」を紹介する。
【コレクション&ブランド部門】★グランプリ「バーバリー」
納得の受賞 !? 多彩なコンテンツで顧客アピールも
2011年1月にサイトリニューアルを行ない、現在のようなコンテンツをスタートさせた「バーバリー」。10年秋冬シーズンには、3Dのライブストリーミングを実施し話題を集めた。11年5月より、オンライン上でトレンチコートをカスタムオーダーでき るコンテンツ「バーバリービスポーク」を開始。さらに、今年はウェブサイトの世界を実体験できるスペースとして誕生した「バーバリー・リージェント ストリート」を出店し、店内でビスポークを体感できる空間を設けた。
■受賞者コメント
岩瀬雅樹/バーバリー・インターナショナル 代表取締役社長
「これまでのチャレンジが評価され、大変光栄です。 デジタル分野における活動というよりも、ブランディングやコミュニケーションに対する『バーバリー』の 視点やアプローチが極めてユニークであったことが、受賞につながったと思います」とコメント。「9月にロンドンにオープンしたリージェントストリートの旗艦店は、Burberry World(公式サイト)上でのブランド体験をリアルに転換することをコンセプトにしています。デジタルで実店舗での体験を再現しようと いう試みは少なくないと思いますが、バーバリーは逆転の発想から新しいショッピング空間のあり方を考えています。ブランドを一層進化させるため、今後も固定観念にとらわれることなく、新しいチャレンジに取り組んでいきたいと思います」と意欲的だ。
※グランプリ受賞作品を決定した審議会の様子は「WWDジャパン」本紙で!!
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【審査員】(五十音順・敬称略)
鵜久森徹/PYLON主宰コミュニケーションディレクター、コピーライター
桑野克己/ルビー・グループCEO
軍地彩弓/「ヴォーグ ガール」クリエイティブ・ディレクター
斎藤和弘/元コンデナスト・ジャパン社長、現「WWDジャパン」アドバイザー
嶋浩一郎/博報堂ケトル社長
福田敏也/777インタラクティブ社長
南馬越一義/BEAMS創造研究所シニアクリエイティブ・ディレクター
ムラカミカイエ/シモーネ代表
【アドバイザー・審議会司会者】
河尻亨一/元「広告批評」編集長、東北芸工大客員教授、銀河ライター主宰