アメリカの非営利団体ゴッズ ラブ ウィー デリバー(GLWD)は6月9日、ニューヨークにソーホー本部となる「マイケル・コース ビルディング」をオープンした。GLWDは、ニューヨーク市とニュージャージー州ニューアーク市、ハドソン郡に住む重傷疾患を抱える人々に対して、生命維持のための食事提供や栄養カウンセリングを行っている。マイケル・コースやアナ・ウィンター米「ヴォーグ」編集長らファッション関係者も積極的に参加していることから、業界内でも注目を集めている。同ビル内には、GLWDに20年以上にわたり奉仕や支援を行っているアナ・ウィンターから名付けられた「アナ・ウィンター ボランティア・センター」とGLWD取締役も務めたコメディアンの故ジョーン・リバースの「ジョーンズ・リバース・ベーカリー」が併設されている。また、拡張されたデリバリーとパッキング用エリア、囲いが設けられた搬出口、ハーブを育てるための屋上庭園も作られている。今回のGLWDの増築プロジェクト実現にあたり、市からの助成金と民間からの贈与と、マイケル・コースの500万ドルの計800万ドルの支援が寄せられた。
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