ファッション

「H&M」が文化ファッション大学院大学と共同プロジェクトを発足

 「H&M」は、文化ファッション大学院大学との共同プロジェクト「ストリート・アウトドア・プロジェクト」を発足した。同プロジェクトは、「H&M」のデザインチームが実際に行なっている商品開発のプロセスを取り入れたコンテスト。これまでロンドンのセントマーチン美術大学などと同様の取り組みを行なってきたが、アジアの学校との共同で行なうのは今回が初めて。今回は、ファッションデザインコースとファッションテクノロジーコースに在籍する学生が協力して、20?40歳の都会的な男性に向けた機能的なウエアの開発に取り組む。

 まず、参加を希望するファッションデザインコースの学生が、インスピレーション源やコンセプトをまとめたイメージマップを始め、アイテムのドローイング、スタイリングのイメージなどを提出。「H&M」のデザインチームが機能性とファッション性を基準に審査し、10名を選出する。その後、5月末にスウェーデンから来日する同ブランドのデザイナーとパタンナーから直接フィードバックを得て、ファッションテクノロジーコースの学生とタッグを組んでサンプルの制作を行なう。最終審査は、7月初めにプレゼンテーション形式で実施。優勝ペアは、スウェーデンにあるH&M本社のデザインチームで1週間のインターンシップの機会を得る。

 学生への説明会のために来日したペテル・クルーセル=メンズ・カジュアル、スポーツ部門ディビジョン・デザイナーは、「実際に『H&M』での働き方を体験してもらうことが狙い。将来、一緒に働く人材に出会うことができれば、嬉しい。ヨーロッパ人とは異なる視点で、それぞれのクリエイティビティを発揮して、プロジェクトに取り組んでほしい」と語る。

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