人材会社アイ・ディ・アクセス(iDA)は2月3日、中国人向けの日式接客講座を開催した。同講座は中国人向け研修実績を多数持つ講師を招いて実施するもので、訪日観光客の増加を背景に中国人対応スタッフ採用を急務とするファッション・ビューティ業界のニーズに応える。
春節を目前に開催した今回は、ファッション・ビューティ業界での就業を希望する12人が研修に参加した。愛甲香織・人財開発ディレクターが講師を務め、日本での働き方から所作までを含む2時間の集中講義を行った。愛甲ディレクターは、「日本のおもてなしには"一期一会"という言葉がある。全てのお客さまに対して『これは一生に一度の出会いだ』と考えて大切にすれば必ず喜ばれる」と語り、受講者は熱心に耳を傾けた。また、「あなたが理解している日本の文化とは何ですか?」という質問に対し、受講者からは「礼儀正しい」「時間厳守」「謙遜する」「上下関係が厳しい」といった声が寄せられ、仕事場における文化の違いを改めて確認した。
愛甲ディレクターは、「日本のサービスは、相手の立場に立ったきめ細やかさが優れている。日本人と海外の人は考え方が大きく違うので違いをクリアにすることが大切だ」と同講座の意義を説明した。