一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)は6月11日、定例の懇親会をホテルニューオータニで開催した。今回は、「フューチャー イニシエイト(FUTURE INITIATE)」と題して、ファッション業界を志す学生とファッション企業を結ぶ学生団体の「レディー トゥ ファッション(READY TO FASHION)」と初のコラボレーションを実施。一般大学のファッション研究サークルの学生が参加し、イベントの企画や映像制作、ファッションショーの演出などを行った。ショーを披露したのは、「エーディグリーファーレンハイト(A DEGREE FAHRENHEIT)」や「イン プロセス バイ ホール オオハラ(IN-PROCESS BY HALL OHARA)」「アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」の東京で活躍する3ブランド。学生たちがモデル、メイク、舞台演出を担当した。会場には、同協会の理事長を務める廣内武オンワードホールディングス会長をはじめ、副理事長の杉浦昌彦・三陽商会社長や塚本能交ワコールホールディングス社長、三宅正彦TSIホールディングス会長、畑崎重雄ワールド相談役らアパレル・ファッション企業のトップが多く集まり、学生との交流を楽しんだ。
今回、JAFICと「レディー トゥ ファッション」とのコラボレーションを監修した白浜匡城アーモンド・アイ社長は、「ファッションの専門学校だけでなく、一般大学でファッションサークルに加入する学生が多くいるが、実際にわれわれ業界人と関わるチャンスが少なかった。今回、彼らが持つ才能の片輪を業界人に見せ、直接交流する機会が持てた意義は大きい。将来日本のファッション企業を担う彼らが業界を知るきっかけになってほしい」と語る。