中国のコンテンポラリーブランド「JNBY(ジェイエヌビーワイ)」が、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」に初参加した。テーマは「ジャングル」「アフリカ」「エレガント・スポーツ」を組み合わせたもの。タックやドレープでシルク素材を立体的に浮き上がらせ、細身のシルエットでまとめている。アフリカの大地を思わせるカラーリングや野生の風景、写真をコラージュしたようなプリントを採用。天然素材を多用しながら、パンツはシルバーの箔プリントを使うなど、近未来的なモチーフを取り入れている。レイヤードのスタイリングにはリアル感があり、ピンタックのブラウスといった細かいディテールにも強みがあるようだ。
デザイナーの李琳(リー・リン)は「拠点がある杭州はシルクの生産地であり、素材の発信地としても有名な場所。日本での(ビジネス)展開は7年目を迎え、海外進出が早く始まった場所でもあります。早く東京でショーをしたかった」と語る。また、同国のコンテンポラリーゾーンで、レベルが高まっていることを印象づけた。同ブランドは、中国国内で200店舗以上のフランチャイズ展開をしており、さらに600店舗のオンリーショップを開設している。米国やカナダ、ロシア、タイ、韓国などにも出店、主に20〜40代女性の支持が高いという。欧州ではフランスにショールームがある。