ファッション

「J.W. アンダーソン」2014-15年秋冬ロンドン フォルムとテクスチャーで遊んだアンバランスな服

 「J.W. アンダーソン(J.W. Anderson)」は今シーズンもコーディネートでは遊ばず、フォルムとテクスチャーを凝らしたドレスやセットアップなど、一点の存在感で勝負した。前後左右のアシンメトリーなヘムラインやシャープなカッティング、生地をバイアスに取ってツイストを効かせたパターン、シャーリングで生み出したアンバランス感など、毎シーズン見られる得意とするテクニックを踏襲したコレクションだった。しかし、今季はいつもに増してどことなくリアル。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンが少数株式を取得し、ビジネスが新体制になったことで、よりラグジュアリーな顧客に向けたアイテムの提案なのか。構築的なマキシ丈のルック33体を披露した。 

 
 ショーは、コーデュロイのフィット&フレアなドレスでスタート。胸をマークするビスチェのようなものをのせたデザインが印象的だ。また、その後のルックでも続くように、広い肩幅と立体的な袖を添えてマニッシュに仕上げている。さらに今シーズンのロンドン・ファッション・ウィークで多く見られる高めのタートルネックもポイントだ。このほか帯を巻いたようなテーラードのコートドレスやローウエストのスカート、片サイドのみをドロップド・ショルダーにしたアシンメトリーなドレス、ビッグラペルの半袖ジャケットのセットアップなど、縦に走るシャープなラインでコレクションをまとめ上げた。

 

J.W. アンダーソン 2014-15年秋冬コレクション 全ルック

2014-15年秋冬ロンドン・コレクション関連記事

2014-15年秋冬ロンドン・コレクション スケジュール

JW ANDERSON x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。