LVMHモエ ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、若手を支援するために創設したLVMH ヤング ファッション デザイナープライズ(LVMHプライズ)のセミファイナリスト26組を発表した。
今回は約1000人が応募。日本人で初めて「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」の山縣良和が選ばれた他、「アギ&サム(AGI & SAM)」のアゲイプ・ムドゥムラとサム・コットンや「バハ イースト(BAJA EAST)」のスコット・スチュデンバーグとジョン・ターゴン、「クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)」のクレイグ・グリーン、「ジャックムス(JACQUEMUS)」のサイモン・ポルテ・ジャックムス、「マーケス アルメイダ(MARQUES'ALMEIDA)」のマルタ・マーケスとパウロ・アルメイダ、「アストリッド・アンデルセン(ASTRID ANDERSEN)」のアストリッド・アンデルセン、「ナジール・マザール(NASIR MAZHAR)」のナジール・マザール、「オフ‐ホワイト C/O ヴァージル アブロー(OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH)」のヴァージル・アブロー、「ライアン ロー(RYAN LO)」のライアン・ローが名を連ねる。
パリ・ファッション・ウイーク期間中に2日間、モンテーニュ通りのLVMH本社でプレゼンテーションを開催し、10人のファイナリストを選出する。最終選考は5月末に行う予定だ。
同コンテストは、2013年11月に創設された。対象は18歳以上40歳以下で、ウィメンズウエアもしくはメンズウエアのブランドを持ち、これまでに2回以上コレクションを制作しているデザイナー。初回はロンドンを拠点に活動するカナダ人デザイナー、トーマス・テイトがグランプリを受賞。賞金30万ユーロ(約4290万円)に加え、LVMHによる1年間の技術的支援と金銭的支援を得た。また、特別賞には「フード バイ エアー」を手掛けるシェーン・オリバーと「ミウニック」のティナ&ニキータ・ストラダール姉妹が選ばれた。
前述以外のブランドで今回ノミネートされたのは、
ANDREA JIAPEI LI
ANTON BELINSKIY
ARTHUR ARBESSER
COPERNI
DEVON HALFNIGHT LEFLUFY
FAUSTINE STEINMETZ
HUISHAN ZHANG
JOURDEN
KOCHE
NABIL NAYAL
ORLEY
RYAN ROCHE
SANKUANZ
VETEMENTS
XIAO LI
XIMONLEE
■最終選考の審査員は以下のメンバー
デルフィーヌ・アルノー「ルイ・ヴィトン」エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント
ニコラ・ジェスキエール「ルイ・ヴィトン」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクター
カール・ラガーフェルド=「フェンディ」クリエイティブ・ディレクター
マーク・ジェイコブス=「マーク ジェイコブス」デザイナー
ラフ・シモンズ=「ディオール」アーティスティック・ディレクター
フィービー・ファイロ=「セリーヌ」クリエイティブ・ディレクター
リカルド・ティッシ=「ジバンシィ」クリエイティブ・ディレクター
ウンベルト・レオン&キャロル・リム=「ケンゾー」クリエイティブ・ディレクター
ジョナサン・アンダーソン「ロエベ」クリエイティブ・ディレクター
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