LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)が「ヤング ファッション デザイナー賞」を創設した。同賞のスタートに際し、中核的な存在になったのは、グループの社長兼CEOベルナール・アルノーの娘、デルフィーヌ・アルノー=「ルイ・ヴィトン」エグゼクティブ ヴァイス プレジデント。「まだ見ぬ才能を発見し、業界に"驚き"をもたらしたい。選考人については、『デザイナー以上の適任者がいるの?』と考えた」と彼女。そこで、新たに「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のクリエイティブ・ディレクターに就任したばかりのニコラ・ゲスキエール、「フェンディ(Fendi)」のカール・ラガーフェルド、「マーク ジェイコブス(Marc Jacobs)」のマーク・ジェイコブス、「ディオール(Dior)」のラフ・シモンズ、「セリーヌ(Celine)」のフィービー・ファイロ、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のリカルド・ティッシ、「ケンゾー(KENZO)」のウンベルト・レオン&キャロル・リムという、錚々たるデザイナーを審査員に起用。大賞に輝いたデザイナーには、賞金30万ユーロ(約40万円)が贈られるほか、同グループによる1年間の指導が受けられる。
コンペは来年2月2日まで応募を受け付け、まずはLVMHが30人前後を選抜。来年3月のパリコレ期間中には、エディターやバイヤーを招いたプレゼンも開催予定で、そこで10人に絞り込み、5月末に受賞者を決定する。