ファッション

三宅一生45年間の仕事人生を公開 国立新美術館で「MIYAKE ISSEY」展開催

 東京・六本木の国立新美術館は3月16日、三宅一生にフォーカスした「MIYAKE ISSEY展」をスタートした。1970年「三宅デザイン事務所」設立直後のブランド初期のコレクションから、"プリーツ""A-POC"などアイコニックなシリーズまで、約45年間のクリエーションの歴史を振り返るもので、会期は6月13日まで。

 会場入り口付近には、70年に相次いで死亡したジミ・ヘンドリックスとジャニス・ジョプリンにオマージュを捧げたボディスーツ"タトゥ"や、横尾忠則とコラボした"パダライス""パラダイス・ロスト"シリーズなど、ブランド初期の名作が並ぶ。最も広い展示場には、ブランドを象徴するディテールの一つである"プリーツ"や、藤原大と共同で開発した"A-POC"アイテムが集結。カラフルなプリーツをはずませて遊ぶことができる仕掛け、たたむとフラットになるウエアを実際にたためるコーナーなど、体験型の展示も用意する。80年代に登場した、プラスチックや金属をボディに沿うように成形したシリーズの展示では、デザイナーの吉岡徳仁が制作したボディを採用し、素材のテクスチャーにフォーカスしたインスタレーションではコーネリアスが音楽を担当するなど、クリエイターとタッグを組んだ展示も充実している。

 また三宅は、15日に行われた同展の開会式で、フランス政府から芸術文化勲章のレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールを授与された。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。