砂浜に木の板のランウェイ、サーフボード、ザ・ビーチボーイズの音楽......。「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」のショー会場に入ると一瞬でカリフォルニアのビーチに訪れた気分になった。今シーズンのテーマは、まさに「ウエスト・コースト」。カリフォルニアのヴィンテージサーフ&ストリートのカルチャーから得た「トミー ヒルフィガー」らしいプレッピーなサーフガールを完成させた。ファーストルックに登場したのは、アイシーオレンジが眩しいポロシャツライクのミニドレス。このドレスのように、ウエットスーツをイメージしたネオプレン素材の構築的なショートジャケットやカラーファスナー付きのショートパンツが新しい。またこれらの裏地にはジャージ素材を採用し、よりスポーティなスタイルを提案する。さらに、デニムパンツやレザージャケットにネオプレンやジャージをドッキングした面白いアイテムも揃う。前半は、カリフォルニアの海やサンセットをイメージするアクアブルーやオレンジなどの色で構成された。後半は、ハイビスカス柄やサーフボードをプリントしたシルクのアロハシャツやシフォンブラウス、レザージャケットなどが登場した。カーキのサファリパンツやジャケットと合わせ、カジュアルなボーイッシュストリートに仕上げる。シューズは、カラフルなスリッポン風インソールやプラットフォームのサンダルなど、リラックス&ストリートカジュアルを演出する。
トミー・ヒルフィガーは、「カリフォルニアは大好きで、ロサンゼルスやマリブ、サンタモニカをよく運転して回っているよ。カリフォルニアのライフスタイルを、ネオプレンやネオプレンレザー、シルク、伸縮性のあるストレッチ性の素材やジャージを使って、モダンにそしてスポーティに落とし込んだ」と話す。また、今回はショー会場に世界で活躍するブロガーを招待し、ソーシャルメディアを通して最新コレクションを配信するというプロジェクトを行なった。日本からは、マドモアゼル・ユリアやTOKYO DANDDY、ミーシャ・ジャネット、稲木ジョージが参加した。「ソーシャルメディアは私たちにとっても大事なツール。世界中で会話ができるから、とても大きな力になるよ」とヒルフィガー。
【トミー ヒルフィガー 2014年春夏ニューヨークコレクション 全ルック】