ニューヨーク・ファッション・ウィーク4日目、この日の話題をさらったのは、セレクトショップ「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」のオーナー兼クリエイティブ・ディレクターのウンベルト・レオンとキャロル・リムによる、オリジナルラインのファッションショーだろう。「ケンゾー(KENZO)」のクリエイティブ・ディレクターとしても今や飛ぶ鳥を落とす勢いの彼らが、サプライズな演出で観客をわかせた。
会場となったハドソン川沿いにある巨大な倉庫の入り口には、「オープニングセレモニー」のポップアップストアや、やきとり屋などが屋台のように並んでおり、たくさんの豆電球で彩られ、まるでお祭りのようだ。しばらくすると奥の広いショー会場に案内される。エンジン音がなり、車が次々に巨大な倉庫の目の前にやってくる。
約20台の車から次々にモデルが登場し、ショーがスタート。さまざまなグラフィック模様をミックスしたブルゾンやパーカ、ネオプレン素材でグラ フィック柄パターンを組み合わせたトップスなどといったスポーティなアイテムから、ペパーミントのペンシルスカートにビスチェ風のぺプラムトップスを合わせるガーリー・ルックまで、幅広いアイテムが登場した。
ウィメンズモデルのウォーキングが終わり、ショーが終わると思いきや、今度はメンズモデルたちが集団で車のまわりを歩く演出で、さらに歓声がわいた。
会場には歌手のリアーナやジャスティン・ビーバーの姿があり、ショーとお祭りのような雰囲気を楽しんでいた。また、日本からはオンワード樫山の馬場昭典社長や、同オープニングセレモニー事業本部の小林一仁・本部長も駆けつけ、その後パーティは夜遅くまで続いた。