ファッション

【NY速報】プリントや素材で感じるロマンティズムな風を表現した「タクーン」

 

 2013-14年秋冬の「タクーン」は、ビジューであしらったトンボやタンポポの綿が飛んでいく様子を描いたプリントなど、“風”を感じるような美しい自然の姿を落とし込んだ。ただナチュラルなのでなく、ストレッチウールのブラックドレスやコットンサテンの花柄ドレスに、花モチーフのレースを首元からスカートの裾まで縦に交互に組み合わせ、歩くたびに繊細で幻想的な表情を見せる。肌色が見えるレースの透け感と動きのあるプリントで、着ても見ても感じる“風”のロマンティズムを表現した。また、ボリューミーなアニマルモチーフのファーコートやベスト感覚で合わせるパステルカラーのファーもよりフェミニンさを加える。

BACKSTAGE

 

 綿毛を描いたサテンのワンピースとファーコートのコーディネーションなど、季節をまたいだアイテムの組み合わせで、冬の終わりに春を待ち焦がれる気分を表現したという今シーズンの「タクーン」。そのコンセプトはメイクにも反映されている。目もとはミッドナイトブルーのアイシャドウの上に、目頭にはピンクブロンズのミックス、センターにはブロンズ単色のグリッターをたっぷりオン。凛とした冬の空気と、春先の太陽のきらめきが共存する、コンセプチュアルな世界観を表現した。ネイルはクリアベースにグリッターが散る可憐なデザイン。ヘアはオールバック&シニョンに加え、2段階の長さのバングをハーフサイズにカットし、片側だけにつけることで、コケティッシュなイメージに。バックは崩し気味のシニョンをラフに固定して完了だ。

 

BRAND:タクーン
MAKE-UP:ダイアン・ケンダル
HAIR:オディール・ギルバート
NAIL:キム・ダマト(Priti NYC)

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。