4月28〜5月3日までオランダを公式訪問されていた皇太子ご夫妻は、アムステルダムのオランダ新教会で行なわれた新国王即位式に出席された。その際、雅子妃殿下がお召しになっていた、淡いアイボリー色のローブ・モンタント(宮廷の礼服=丈が長く裾を引き、袖も手首まであるドレス)が話題になっている。このローブ・モンタントは、かねてから雅子妃殿下と交流のある伊藤和枝デザイナーの母親である、故伊藤すま子がデザインした10年以上も前のオートクチュール作品だった。雅子妃殿下の同国訪問が急遽決まり、新たに仕立てる時間がなかったようだ。伊藤和枝デザイナーは「大変光栄です。雅子さまは服を大切にする方ですので、ローブ・モンタントの状態も良かったです」と話している。