ファッション

【東コレ】「ネ・ネット」は肩の力を抜いた”日常着”を提案

 MBFWT公式会場での発表は初となる「ネ・ネット」。2014年春夏シーズンのテーマは「日常」で、ボリューム感がありながらも軽い、ウエアラブルなスタイルを提案した。鳥かごやデスク、ソファーが置かれたランウェイは、肩の力を抜いてリラックスできる場所である部屋をイメージ。毎日身近に起こる様々なシーンを表現した。フクロウやワシをプリントしたシャツやニットをはじめ、スウェット、薄手のデニム、パジャマのようなチェックシャツワンピースと淡いカラーパレットのスタイルが続くが、これまでの「ネ・ネット」が打ち出してきた装飾性が削ぎ落されているのが印象的だ。 

 デザイナーの高島一精は、「物語りの『青い鳥』にもあるように、人は皆、日々青い鳥(幸せ)を探しながら過ごしているのではないかと考えた。『アニマル』をテーマにした前回とは異なり、パーマネントコンセプトでもある"男女が共有できるカジュアルな日常着"に原点回帰した」とコメント。ハンティングディテールのベストやハーフボトムスは、自身がよく出かけるというキャンプが着想源とのこと。ファーストルックの鮮やかなブルーのダッフルコートは、「納期を考えると一番はじめはまだ寒い1月頃。『日常』というテーマから重衣料をもってきた」と話す。

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