合同展示会やファッションショーなどが行なわれるイベント「ルームスリンク トウキョウ(rooms LINK TOKYO 2013 October)」が18日まで、ベルサール渋谷ガーデンで開催されている。当初は100ブランド前後の参加を予定していたが、予想を上回る計130ブランドが出展。
新進クリエイターの展示では、メンズブランド「エテロクロム(HETEROQROM)」「ディドル・ディドル(DIDDLE DIDDLE)」などがバイヤーの注目を集めていた。音楽や映像に着想源を求める「エテロクロム」は、フレンチベーシックを基本に装飾を削ぎ落としたシンプルなシャツやジャケットを提案。同ブランドのデザイナー、青山翔太郎は「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」でPR兼デザイナーアシスタントとしてキャリアを積んだ後、2012年に独立した。4000円台からTシャツを用意するなど、マーチャンダイジングも意識しており、日常感を落とし込んだウエアが特徴になっている。一方の「ディドル・ディドル」は、展開5シーズン目のメンズカジュアルブランド。手描きのグラフィカルなパターンをアウターなどに表現し、来場者からの注目を集めていた。また、合同展示会には、韓国や香港、タイ、ポーランドからも出展。さらに「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」と日程を合わせることで、国内外に向けてクリエイションを発信している。同イベントは2010年にスタート。2014年春夏シーズンは、東京、ソウル、台北の3都市で同イベントを行なう。
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