前回は、"再出発"を意味する「ARCHY(アーキー)」をテーマにコレクションを発表した「ディスカバード(DISCOVERED)」」。新たなステージで服作りをはじめた彼らが2014年春夏シーズンに選んだテーマは、思春期や年ごろを示す「Mister Puberty」だ。思春期の心情を持ちながらも、言動・行動などの佇まいが上品な大人を人物像にした。
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前半の約15ルックには、ほぼウィンドウペンを使用。グレーをベースにしたブルゾンやロングジャケットに、シャツやアクセサリーで、グリーン、ブルーなどデザイナーが思う「思春期の初々しさを感じさせるカラーパレット」を乗せた。シンプルなショートスリーブシャツには、背中にプリーツやストライププリントを入れてアクセントに。カジュアルなアイテムをレイヤードすることでドレスアップ感を出した。「今回は、(若い)青い気持ちと大人の気持ちをミックスさせた」とデザイナーの木村多津也、吉田早苗。青空をプリントしたシャツやショートパンツ、切り返しニットで子どもの様な純粋な気持ちを表現したが、足元にレースアップシューズを選ぶなど、どのスタイルにも上品さは欠かさない。ローブ・カーディガンや、ストラップ付きのリラックスパンツで独自の"大人感"をプラスした。
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