創業155年の歴史を持ち、カスタムメイドのウエディングリングで有名なスイスの老舗ジュエリーブランド「フラー・ジャコー(FURRER JACOT)」は、カーボン繊維を用いた新コレクション「カーボンリング」を12月1日から日本で発売する。
ブランドが得意とするゴールドやプラチナなどの貴金属のリングの周りに、モータースポーツやボブスレーなどのハイパフォーマンススポーツ用具で使用されるカーボン繊維を巻きつけている。カーボン繊維は耐腐食性に優れ、貴金属とともに永年の使用に耐えられるほか、イエローゴールドの10分の1ほどの軽さも特長。1本あたり直径5〜8ミクロンのカーボン繊維を1000〜24000本の束にして、それぞれのリングにすべて手巻きしているため、リングごとに風合いが異なる。手巻きの技術は特許も取得している。貴金属素材はレッドゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールド、プラチナ、パラジウムから選ぶことが可能。すでにスイスとアメリカでは昨年から販売を開始しており、今回は満を持しての日本でのローンチになる。
来日したフラー・ジャコーAGのヴァルター・ホイザーマンCEOは「これまでウエディングリングのブランドとしての地位を築いてきたが、我々は特に男性からの支持が高かった。そうした男性に向けた新しいジュエリーとして、カーボンリングを考案した。時計は男性にとってステイタスを表すものだが、ジュエリーは人格や個性を表すもの。我々のジュエリーはすべて受注生産でスイスで作るので、その方の人生に長く寄り添うアイテムとして、日本のお客さまにも喜んでいただけると思う」と意気込みを語る。