モデル・タレントで、NYのファッション学校、パーソンズ・スクール卒業生であるマリエが12日、バンタンデザイン研究所東京校での講演会に登場した。「NYファッショントレンド」と題した今回の講演会では、マリエが実際にニューヨークで見た2014年春夏トレンドやショー会場の様子、コレクションを見ることの楽しさ、トレンドの読み方などを語った。また、20年前の「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」の広告を例に挙げ、ファッションマーケティングの発信の仕方やアメリカンデザイナーが成長してきた過程など、彼女が得意とする分野を生かし、生徒たちに講義した。講演会には、ファッションだけでなく、グラフィックやインテリア、映像などを専攻する生徒約40人が集まった。
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マリエはパーソンズ・スクールに留学し、ファッションデザイン科を専攻した。パターンやスケッチ、ビジネスマーケティングなどを学び、13年5月に卒業。卒業後もニューヨーク・コレクションなどで現地に足を運び、カルチャーやトレンドなどを吸収しているという。「ニューヨークは1つの国のような場所。アナ・スイに『ニューヨークにあるものはすべてがベストだから、あらゆるものを見て体験しなさい』とアドバイスされた。私はその通りに、ファッションだけじゃなくニューヨークにあるコトやモノに触れるようにしている。作品や空間、時代背景など自分の考えにつなげることで、次に人が考えることや何を着たいかというトレンドを読めるようになると思う。そして、今の時代はウェブツールを活用することであらゆることを知ることができる。知って、追求して、自分のものに生かしてほしい」と語った。さらに、「パーソンズを卒業してから、バンタン生にニューヨークでの経験を伝えたかった」という彼女は、留学を予定している生徒に向けて、自身の経験で習得した英語が話せない環境でのコミュニケーションのとり方や海外で体験し自信を持つことなどをアドバイスした。