2014-15年秋冬ニューヨーク・コレクションに先立ち、スチュアート・ヴィヴァースが手掛けた初の「コーチ(COACH)」コレクションが公開された。ウエアを含むバッグやシューズなどから構成されるコレクションのキーワードは"都会的な快適さ"。ヴィヴァースは「ニューヨークのダウンタウンやブルックリンでは、ヴィンテージの『コーチ』のバッグを持っている女の子をよく見かける。そのような次世代の消費者にアピールしたい」と述べている。ウエアはワークウエアの要素を盛り込んだアメリカらしいデザインが中心で、ウェッジヒールやプラットフォームのシューズを始め、シンプルなデザインのハンドバッグが揃う。小売価格はウエアが495〜2995ドル(約5万400〜30万5400円)、ハンドバッグが198〜1500ドル(約2万100〜15万3000円)程度。
ヴィヴァースは、「ロエべ(LOEWE)」や「マルベリー(MULBERRY)」などのヨーロッパのブランドで経験を積んできた。今回、アメリカのブランドを手掛けるのは初となる。「『コーチ』を、ニューヨーク発のオーセンティックなブランドにしたい。まるでニューヨークにいる少女が世界を旅するうちに色々なものを吸収し、ニューヨークに戻ってきたような、そんなブランドにしたいんだ」とヴィヴァース。