ファッション

佐々木敬子のオリジナルブランド「マイラン」が今春デビュー

 スタイリストの佐々木敬子がこの春、オリジナルブランド「マイラン(MYLAN)」をデビューさせる。2月末にオンラインストアを開設するとともに、3月5日には伊勢丹新宿店本館2階(アーバンクローゼット/レディ フォア ザ ウィークエンド内)で販売をスタートする。数々のブランドのディレクションを協業で務めてきた佐々木だが、「自分が本当に着たいものを作りたい!」という想いから、自身のオリジナルブランドを立ち上げることを決意した。コンセプトは「Life is Journey(ライフ・イズ・ジャーニー)」。「旅をライフワークとし、いろいろな街を巡り人に出会いステキなものに感動したり愛しいものを買ったり。それが混ざって私という人間が形成されてきた。ここからまた新しいものを生み出したい。長く旅をするには本当に愛着のあるもの、ベーシックなものが必要だ。『マイラン』では、心地良い毎日を作ってくれる定番アイテム、どこでも自分らしくいられるような旅のお供になるアイテムを提案していきたい」と話す。

 ずっと使える本物を少しずつ増やしていくことに喜びを感じる大人の女性をターゲットに、素材の良さと着心地の良さ、着やすさにこだわった。イタリア製の最高級のカシミアやリネン、シルクなど天然素材を中心に、ちょっとだけ大人のデザイン。カラーバリエーションを豊富に展開しているのもポイントだ。中でも「パガニーニ」のイタリアリネンはイチオシで、ロングスカートやベアトップのドレスなど、素材の良さを生かすためにあえてシンプルなシルエットにした。

 また、ビジューや刺繍の技が光るドレスやチュニックもブランドのアイコン的存在だ。「2012年の夏にインドに行き、30近い工場を訪問し、海外のハイブランドも作っている工場を選んだ。柄は私が描いたり、サリーのパーツを張り合わせてイメージをするなど、配置もすべて指定している。長い時間を掛けて準備し、思っていたものができた」と話す。

 旅に欠かせないカシミアの大判ストール&ルームシューズのセットや、丸めてスーツケースに入れられるリンクル加工のドレス、真っ白なシルクのルームウエアや、ディテールもカワイらしいキッズウエアもラインナップ。ディレクションしてきた「Ketty Mylan(ケティ・マイラン)」のジュエリーも夏には取り扱いをスタートする予定だ。

 今後は、アトリエとして活用する表参道のマンションの一室をプライベートサロン化し、友人や上顧客の方にショッピングをできるようにすることも構想中。また、伊勢丹などでは顧客をスタイリングするなど、立体イベントやサービスなども考えていく。

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