パリ・ファッション・ウィークで発表しているウィメンズブランド「フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(FELIPE OLIVEIRA BAPTISTA)」は、ブランドの休止を発表した。それに伴い、パリコレ期間中の2月26日に実施を予定していた2014-15年秋冬コレクションの ショーも中止する。
?
デザインを手掛けるフェリペ・オリヴェイラ・バティスタは、休止の理由について、「(パートナーの)セヴェリーヌと僕は、手掛けているコラボレーション やブランドのこれからについて考え、その構造と存在意義を見直す時間をとることを決めた。僕たちは今後、おそらく、ほかのデザインやクリエイティブな フィールドに進んでいくだろう。これまでの充実した素晴らしい10年間、支援してくれたすべての人に感謝している。この決断は、考え抜いて出したポジティ ブなもの。そして、それは、本の終わりではなく、その中の一章の終わりに過ぎない」と説明している。
?
「フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ」は、ポルトガル出身のフェリペ・オリヴェイラ・バティスタが、パートナーのセヴェリーヌと2003年に設立した ブランド。現在、パリを拠点に活動している。フェリペは、1997年にロンドンのキングトン大学卒業後、「マックスマーラ」や「クリストフ ルメール」で経験を積む。02年には、「イェール国際モードフェスティバル」のグランプリ、03年には「アンダム LVMH ファッションアワード」を受賞。05年から09年までは、オートクチュールでコレクションを発表し、09年からはプレタポルテで発表。12年春夏シーズン からは、「ラコステ(LACOSTE)」のクリエイティブ・ディレクターも務めている。
【フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ 2014年春夏コレクション】