クロスカンパニーは、消臭芳香剤・防虫剤・除湿剤メーカーのエステーと組み、「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC&ECOLOGY)」のアロマディフューザーを開発した。20日には、両社初の異業種コラボとして、一般参加者と報道陣を集め、石川康晴クロスカンパニー社長と鈴木貴子エステー社長がアロマヨガをしながら記者会見を行なった。
アロマディフューザーのコンセプトは、「ストレスフルな社会に優しい"エコロジーな香り"」。北海道トドマツの間伐材の枝葉から抽出した天然樹木精油、トドマツオイル使用し、まるで森の中にいるようなリラックス効果を高める。クロスカンパニーは、「アース」の世界観にあう"ヴァーベナレモン"と"フルーティボア"の2種類の香りを開発した。香りは、6〜8畳の部屋で約2ヵ月持続する。これまでのアロマ製品との違いは、キャンドルや電気といった熱源を使って香りを漂わせるのではなく、室内の明かりでも動くソーラーファンを採用したこと(特許取得中)。また、倒してもこぼれにくいハードタイプジェルを使用することで、安心して使いやすい。パッケージデザインは、プレイセットプロダクツの中野シロウが手掛けた。価格は各3300円。8月29日から、全国の「アース」ショップとバラエティショップを中心に販売する。また、「アース」店舖のフィッティングルームにも設置する予定だ。販売目標数は3万5000個を目指す。
アロマヨガ記者会見では、ヨガ初心者という石川社長と経験者の鈴木社長が新製品をイメージしたヨガを3パターン披露し、製品を発表した。石川社長は、「アパレルメーカーの異業種であるエステーは、開発力と低価格での訴求力があることが今回のコラボの決め手。また、『アース ミュージック&エコロジー』のブランド名にあるように"エコロジー"を目的とした取り組みにも積極的になってくれ、新しいチャレンジで製品開発ができた。アロマディフューザーは、これまで利用されなかったトドマツの間伐材の枝葉を使用することで、北海道の森林整備につながるエコロジーを実現する。このコラボを機に、販売チャネルを広げ、クロスカンパニーの名前を広めるとともに、生活雑貨を含めた製品開発を積極的に取り組んでいきたい」と話した。