ファッション

「ルイ・ヴィトン」新宿店でニコラ・ジェスキエールのクリエイションを辿る展覧会

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は9月8日から28日まで、2014-15年秋冬コレクションの発売に合わせて、展覧会「シリーズ1〜THAT WAS THEN, THIS IS NOW」を「ルイ・ヴィトン」新宿店で開催する。14-15年秋冬シーズンからアーティスティック・ディレクターに就任したニコラ・ジェスキエールが、どのようにして新生「ルイ・ヴィトン」のビジョンを形成していったのかを辿る内容で、7つのゾーンを歩いて回ることでアイデア源から製品までの流れを体感することができる。アーカイブ商品と最新コレクション、デジタルワークが絡み合った構成がユニークだ。

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 第1の部屋では、「LV」のロゴが暗闇に浮かび上がる。円の中にLVのイニシャルを配したごくシンプルなロゴは1908年に商標登録され、最近はスーツケースの錠前やレザーグッズのファスナーに使用されていた。ジェスキエールは、このロゴに改めてフォーカスすることで、「ルイ・ヴィトン」の普遍性に光を当てている。2014-15年秋冬コレクションでは、ニットの編地やプリントの一部にこのロゴをさりげなく使用している。

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 第2の部屋では、ショー会場で来場者に配られたジェスキエールからの手紙を紹介。歴史あるメゾンを引き継ぐことになった覚悟や周囲の人への感謝を記した内容で、ミューズであるシャルロット・ゲンズブールの朗読が流れる。

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 第3の部屋では、中央に大きなトランクを設置し、中からフランスを代表する女性たちのポートレートや、バッグの構造、モノグラムといった映像が浮かびあがる。メゾンの原点であるトランクからさまざまなイマジネーションを得ていることが伝わってくる。

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 第4の部屋では、3月5日に開かれたファーストコレクションの模様を映像で流している。ショーで使われた音楽とともに万華鏡のように変化する映像を通じて48ルックを紹介する。

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 第5の部屋では、新作アクセサリーにフォーカス。白い等身大のボディは、ショーにも登場したモデル、マルテ・メイ・ヴァン・ハースターを起用し、3Dプリンターで制作したもの。今にも歩き出しそうなマルタの彫刻が新作バッグやアクセサリーをまとっている。横にはインスピレーションとなったアーカイブのバッグも展示されている。

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 第6の部屋では、アニー・リボヴィッツ、ユルゲン・テラー、ブルース・ウェーバーによる14-15秋冬広告キャンペーンがポスターになり、壁中に張り付けられている。部屋の中に積み上げられたパトリック・デマルシェリエとユルゲン・テラーによるファッションストーリーのポスターは誰でも自由に持ち帰ることができる。

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 第7の部屋では、シルバーのブラインドを模したインテリアなどショー会場のイメージを再現したディスプレーの中で、2014-15年秋冬コレクションのプレタポルテとアクセサリーを販売している。

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 開催時間は11:00〜20:00で、9月12日は午後5時、19日は午後6時、26日は午後5時でそれぞれクローズする予定だ。

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