ファーストリテイリングは10月6日、ワールド・リテイル・コングレス(世界小売業者会議)から2014年度「リテーラー・オブ・ザ・イヤー(世界最優秀小売企業賞)」を9月30日に受賞したと発表した。この賞は過去1年で、世界的に最も顕著な成果を残したと評される企業に与えられるもので、歴代には07年に「ザラ」を擁するインディテックス、08年にはスーパーマーケットのテスコ、09年にはアップルリテイル、10年にアマゾン、11年にバーバリー、12年にコストコ、13年にホールフーズが受賞している。
今回の受賞は、「ファーストリテイリングの好業績、積極的な出店・成長戦略、「ユニクロ」をはじめとするグループブランド商品の高い品質、顧客に対するきめ細かいサービスおよび企業の社会的責任(CSR)活動などが高く評価された」のが理由だ。柳井正ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長は「このような世界的に権威ある賞をいただき大変光栄だ。ファーストリテイリングの将来性や"LifeWear"(ライフウエア)、"グローバルワン全員経営"といった、私たちの新しいコンセプトに基づく企業活動が評価された結果であると思う。私たちはこれからも顧客第一に立脚し、本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供するため、全従業員一丸となって、あらゆる努力を続けていく」とコメントした。