ミラノのコレクションブランド「ポーツ 1961(PORTS 1961)」は10月28日まで、写真家のクリストファー・マコスとコラボレーションした写真展「PORTS 1961 presents "ALTERED IMAGES by Christopher Makos"」を東京・六本木のリステアで開催している。展示されるのは、1980年代にマコスが師であるマン・レイの作品へのオマージュとして撮影した「改変されたイメージ」シリーズ。女装姿のアンディ・ウォーホルを捉えたエッジーな作品が並ぶ。世界の厳選されたショップを巡回している同展は、今年6月のミラノのディエチ・コルソ・コモを皮切りに、ロンドンのセルフリッジやパリのレクレルールで開催。今後、上海、北京、ソウル、香港でも行う予定だ。
また、「ポーツ1961」は、今回のコラボを記念してカプセルコレクションを制作。写真展の開催期間限定で販売している。大胆にのせたウォーホルの顔が特徴のアイテムは、裾に取り外し可能なシャツ地を配したテクノファブリックのTシャツやスエットをはじめ、iPhoneケースやトートバッグ、大判のスカーフなどをラインアップ。日本限定アイテムとして、シャツ(3万6000円)とアシンメトリーなクロップドボトムス(5万500円)を用意する。
今回のプロジェクトについて、同ブランドのフィオナ・チバーニ=クリエイティブ・ディレクターは、「カプセルコレクションでは、ブランドの世界観の延長線上でアートと服の融合を試みた。かっこよさと希少性を持ち合わせる、いわば着ることのできるアートピースに仕上がっている」とコメント。また、サレム・チバーニ=ポーツ 1961 イタリア社最高経営責任者(CEO)は、「アーティストとのコラボレーションは今回が初めて。よりファッション感度の高い新しい層に訴求していきたい」と話す。