7月に民事再生法の適用を申請したテット・オムが、11月18日から2日間、はるやま商事の完全子会社となって初めての展示会を渋谷のプレスルームで行った。10月1日付で、野村耕市はるやま商事専務が新社長に就任。創業デザイナーである加藤和孝(写真)は社長を退任し、全ブランドを統括するクリエイティブ・ディレクターとなって、同社は再スタートを切っている。
現在、主力ブランド「テット・オム(TETE HOMME)」は23店舗、大人の上質カジュアル「ハルプ(HALB)」は8店舗、ヤングカジュアルのセレクトショップ「アドポーション(ADPOSION)」は3店舗で、店舗数、デザインチームのメンバーは以前と変更はない。加藤は、「これを機にブランドをブラッシュアップし、時代に合った着やすい服を作っていきたい」と話した。また、野村社長は、「当社のデザインチームは感度が高く、モノ作りのこだわりも人一倍持っている。これまでは不器用で、それをアピールすることができていなかったが、お客様にご理解いただければ、もっとファンは増えるはず。さらにレベルの高い商品作りに努め、ビジネスの向上を図りたい」と抱負を語った。
来年は、加藤とはるやま商事の新しいプロジェクトも計画されている。
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