ファッション

蝶理がレザーの草木染め 栃木レザーと共同開発

 繊維商社の蝶理は2015-16年秋冬向けにレザーの植物染色を開発した。世界的に植物タンニンなめしは開発が進んでいるが、染めの植物染色は世界的にも珍しい。植物タンニンなめしで知られるタンナーの栃木レザーと共同で開発を進め、現在は染色堅牢度を最終試験段階までこぎつけた。東京・青山のスパイラルホールで開催中の展示会で発表した。展示会は明日11月27日まで。

 蝶理は約10年前にナチュラルダイを専門に研究開発するベンチャー企業シオンテックと共同で、植物成分で染める染色シリーズ「ナチュラルダイ」をスタート。ポリエステルなどの化学繊維からコットンなどの天然繊維まで幅広く適用でき、現在は百貨店などで商品化されている。2015-16年秋冬向けには、ルームフレグランスや香水、石鹸なども開発し、「ナチュラルダイ」を軸にバッグからベルト、ニット、ダウンまで幅広いアイテムで提案する。2015-16年秋冬向けにはほかに、水濡れで生じる白化を防ぐシルクシリーズ「フィブレス」や耐久撥水加工のウール「ネオノックス」も開発している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。