ファッション

生田斗真主演ドラマの鍵となるジュエリーを、山梨の「クーフープロジェクト」が制作

 1月16日から放送する生田斗真主演の金曜ドラマ「ウロボロス?この愛こそ、正義」(TBS系列、22時)で、山梨のジュエリーブランド「クーフー(Koo-fu)」が制作したペンダントが使用される。このドラマは、新潮社「月刊コミック@バンチ」で連載中の人気漫画が原作の警察エンターテインメントドラマだ。ペンダントはドラマのストーリーの鍵となる重要なアイテムのため、材質にこだわり、本物への追求を求めて同プロジェクトで制作することが決定した。「クーフープロジェクト」は、山梨県の伝統的なジュエリー産業の継承、活性化を目的に設立したプロジェクト。技術の掘り起こしや新素材の開発、デザイン力の強化などを行い、ジュエリーブランドとしての「クーフー」が誕生した。

  純度が高く変色しにくい「クーフー」オリジナルのシルバーを使用し、ベテランの原型師が県内に古くから伝わる制作技術でモチーフの龍を手彫りした。8工程、25以上の作業を経て、3カ月半をかけて完成させた。放送期間中には、県内に「ウロボロススポット」を数カ所設置し、ドラマオリジナルブレスレットを販売する。レッド、オレンジ、ブルー、ネイビーの4色の他に、山梨県限定色のグリーンの全5色で、価格は2750円。

 山梨県は国内ジュエリーの3分の1を生産する日本一のジュエリー産地。縄文時代から水晶や宝飾で発展してきた歴史を持つ。現在の宝飾品出荷額は約800億円で、1000社を超えるジュエリー関係者が存在する。

 「クーフー」の広報担当者は山梨県の産地ジュエリーに関して、「今後も技術力の継承が必須だが、最近では若い人や女性の職人も増えている。まずは、山梨県民が日本一のジュエリー産地であることを誇りに思い、地元から浸透させることが必要」とコメント。ドラマの効果で、山梨ジュエリーの認知度及び売上の向上を期待する。

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