ナイキは、「ナイキ ローシ ラン」に、テクノロジー素材、ナイキ フライニットを採用した新モデル「ナイキ ローシ フライニット」を発表した。2012年に誕生した「ナイキ ローシ ラン」は、デザイナー、ディラン・ラーシュが毎朝行うという瞑想や、日本の静寂な文化、禅からヒントを得た代表的シリーズだ。ワッフル型のアウトソールは飛び石、インソールは傾斜のある石庭をイメージしてデザインしており、シリーズ名も"老師"から名付けたという。シンプルで機能的、余分なものは削ぎ落とすというラーシュのアイデアから、ベーシックカラーや軽量感、履き心地の良いクッションが人気で、世界中に愛用者を持つ。日本では、「ナイキ ローシ フライニット」発売を機に、本格販売する。
「ナイキ ローシ フライニット」は、アッパー全体を糸で編みあわせた一枚のニット素材、フライニットが使われている。昨年のワールドカップでも同生地を使ったスパイクが話題になったが、靴下を履いているようなフィット感が魅力だ。また糸のみを用いたハチの巣のようなハニカムの3D 構造のデザインで、これまで以上に軽量感と耐久性を追求。足の曲線に合わせたフレキシブルなアッパーは、部分的に密度や厚みを変えることで、耐久性と柔軟性を加え、サポート力の強度を増した。さらに、糸のみを使用することにより、素材に無駄を出さない環境に配慮している。
商品は、メンズ3色とウィメンズ4色がそろい、2月5日から、公式オンラインストアと一部の「ナイキ スポーツウェア」取扱店で順次販売する。価格は各1万3000円。メンズは14年ホリデーに一部の店舗で先行販売していたが、15年春からはウィメンズも追加される。