東京モード学園は、1月30日、ファッションデザイン学科とファッション技術学科3年生が企画、制作したオリジナルブランドのショー&受注会をモード学園コクーンタワーで行った。これは、ワールド、TSIホールディングス、ベイクルーズ、クロスカンパニーなど9社から招いた特別審査員がバイヤーとなって作品を審査、買い付けのシミュレーションを行った産学連携プロジェクト。学生たちが制作した10ブランドが、「売れる商品」なのか、プロの目から厳しい評価を受けた。「もっと色使いの工夫がほしい」「ディテールの細かいケアが足りない」と審査員の声。マスキュリンとフェミニンが共存する美をテーマにしたブランド「ル・ジェンダー」のリーダーを務めた秋本真宏さんは、「審査員からスキニ—パンツの素材のストレッチ性が足りないとアドバイスを受け、素材の知識が大切だと実感した。将来は、自分のブランドを立ち上げ、世界に進出したい」と話した。
東京モード学園は、「このカリキュラムは、学生たちに時代性、市場性に即した服作りを理解させることが目的。このような実践的経験を通して、ファッション業界が求める人材を育成したい」としている。