ファッション

三陽商会の「クレストブリッジ」、三原康裕が日本発のブリティッシュ・ファッションを提案 雑貨に注力

 三陽商会は4月20日、新ブランド「ブルーレーベル・クレストブリッジ(BLUE LABEL CRESTBRIDGE)」と「ブラックレーベル・クレストブリッジ(BLACK LABEL CRESTBRIDGE) の記者説明会を開催した。2015年春夏シーズンで終了する「バーバリー・ブルーレーベル」「バーバリー・ブラックレーベル」の後継ブランドとして立ち上げられた両ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任した三原康裕が登壇し、ブランドの方針や最新の2015-16年秋冬コレクションについて語った。

 三原クリエイティブ・ディレクターは、「これまでは、アバンギャルドで世の中に対して反抗的なデザインをしてきたが、自分の服が好きでモノが好きという側面に目を向けてもらえたことを感謝している」と話し、「70年以上の歴史を持つ、三陽商会のモノ作りのDNAをクリエイティブ・ディレクターとして表面に出して、継承と革新の本質を見せていきたい」と続けた。

 両ブランドのコンセプトは、"コンテンポラリー・ブリティッシュ"。アイコン的存在になるタータン柄のハウスチェックやハウンドトゥース、アーガイル、ユニオンジャックなど英国らしいのモチーフを多用し、日本発のブリティッシュ・ファッションを提案。三原クリエイティブ・ディレクターが得意とするシューズほか、バッグや時計、iPhoneケースなどの雑貨を豊富にラインアップする。

 「ブルーレーベル・クレストブリッジ」の価格帯は、コートが5万9000?11万円、ジャケットが2万9000?6万9000円、ワンピースが1万7000?4万6000円、スカートが1万8000?2万9000円、パンツが1万7000?2万9000円、シャツが1万6000?2万7000円、バッグが1万8000?5万3000円など。「ブラックレーベル・クレストブリッジ」は、コートが4万9000〜13万円、スーツが7万6000?12万円、ジャケットが4万〜6万7000円、スラックスが1万7000〜2万1000円、ドレスシャツが1万4000〜2万円、バッグが2万7000?7万3000円、シューズが2万8000?6万3000円を予定する。

 両ブランドともに7月以降に、既存店舗の約150店を新ブランド仕様に転換して商品を並べる。また、eコマースやデジタル戦略に注力し、9月にオンラインストアを開設するほか、SNSでのデジタルマーケティングを始動する。

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