「クレージュ(COURREGES)」がウィメンズウエアのクリエイティブ・ディレクターに、フランスのウィメンズブランド「コぺルニ(COPERNI)」を手掛けるセバスチャン・マイヤー(26)とアルノー・ヴァイヨン(25)を起用した。2016年春夏コレクションでデビューする。2人は今後、「クレージュ」のクリエイションに専念するため「コペルニ」での活動は保留にするという。
新たなクリエイティブ・ディレクターのマイヤーとヴァイヨンは今年、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンが主催するLVMH ヤング ファッション デザイナープライズ(LVMHプライズ)のファイナリストに選ばれている。15-16年秋冬のミラノ・ファッション・ウイークでは伊「ヴォーグ」とザ・コーナー・ドットコム主催のヴォーグ・タレンツに選出されている。昨年もアンダム ファッション アワードで「ファースト・コレクション・プライズ」を受賞するなど、13年にブランドを立ち上げたばかりの新人ながらも、デザイナーとしての実力を認められつつある。
「クレージュ」がクリエイティブ・ディレクターを立てるのは、創業デザイナーのアンドレ・クレージュと妻のコクリーヌが11年にブランドを売却して以来初だ。現在ブランドを運営しているのはジャック・バンジェールとフレデリック・トルロタン=共同オーナー兼共同社長。バンジェール社長は、「『クレージュ』の新しい時代の幕開けにワクワクしている。"ユース"はこのブランドに欠かせない要素だからこそ、若手のエネルギーを取り込むことが重要だった」とコメントしている。