「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は18日、日本のモダニズム建築の関心を高めるプロジェクトの第2弾を発表した。公式ウェブサイト上でホテルオークラ東京のモダニズム建築を称える特設ページを公開。トーマス・マイヤー=クリエイティブ・ディレクターをはじめ、デザイナーのマーク・ニューソン、建築家の森俊子、現代美術家の杉本博司がビデオメッセージを寄せている。また、インスタグラムでハッシュタグ"MyMomentAtOkura"を使い募っている"ホテルオークラ東京で過ごすひととき"を収めた写真から厳選したものをイラストに描き替える試みもスタートする。
同プロジェクトは、長年建築を愛するマイヤー=クリエイティブ・ディレクターが、モダニズム建築を象徴するホテルオークラ東京本館の建て替えを知ったことをきっかけに昨年11月に始動。日本のモダニズム建築を特集した「カーサ ブルータス」(マガジンハウス)2015年1月号とコラボレーションした他、金沢21世紀美術館でシンポジウムを開催してきた。
マイヤー=クリエイティブ・ディレクターは、「ホテルオークラはユニークで創造的なコラボレーションの結晶だ。先見の明を持ったホテルオーナー、卓越した建築家、そして職人であり、またアーティストでもある人たちがここにそろい、この建物を比類なきレベルに高めた。私たちはこのコラボレーションに敬意を表することで、今後何世代にもわたりその時代を超越する美が受け継がれ、愛されることを願っている」とコメントしている。