日本の眼鏡生産量の90%以上を占める福井県鯖江市のめがね会館で、9月12、13日の2日間、福井県眼鏡協会主催によるイベント「めがねフェス」が行われた。ワークショップやトークショーなど眼鏡をテーマにしたプログラムが数多く行われたが、最もユニークだったのは、眼鏡を使用した競技を行う「メガネリンピック」。一分間にどれだけ多くの眼鏡を掛けられるかを競う「めが盛り」のほか、重りが入ったカゴを眼鏡につけて持ち上げる「めがねリフティング」、グー・チョキ・パー型の眼鏡を掛けて対戦する「めがねジャンケン」が行われた。ちなみに、「めが盛り」の1位が掛けた眼鏡は24本だった。
「めがねフェス」の開催は、昨年に次いで2回目。約1万人が来場した。小松原一身・福井県眼鏡協会副会長(ボストンクラブ社長)は、「昨年よりイベントの内容が充実し、来場者が増加した。産地の活性化につながったと思う」と話した。今年は、増永五左ヱ門が福井県に眼鏡産業を興して110周年、鯖江市制60周年の記念の年。来年6月、福井県のブランドを国内外にアピールするイベント「サバエ メガネ メッセ」開催が予定されるなど、眼鏡産業の向上にむけた数々の施策が予定されている。